コンクリート技士・主任技師(民間資格)

資格内容 コンクリート技士・主任技士:コンクリートの製造、施工等に携わっている技術者の資格を認定して技術の向上を図るとともに、コンクリートに対する信頼性を高め、建設産業の進歩・発展に寄与することを目的として、昭和45年度に創設。 「コンクリート技士」は、コンクリートの製造、施工、検査および管理など、日常の技術的業務を実施する能力のある技術者。「コンクリート主任技士」は、コンクリートの製造、工事および研究における計画、施工、管理、指導などを実施する能力のある技術者。
受験資格
資格 コンクリート技術関係業務(注1) の実務経験年数 証明書等
コンクリート技士 コンクリート主任技士
a. コンクリート技術関係業務(注1)の実務経験者 (学歴・年齢は関係なし) 3年以上 7年以上、またはコンクリート技士合格者(注2 実務経歴書およびその証明 (受験申込書に記載)
b. 大学 (旧制大学、短期大学を含む)
1) 土木工学または建築学に関する学科の課程を修めた卒業者
2) 前号の学科以外(注3)でコンクリート技術に関する科目を履修した卒業者
2年以上 4年以上
同上のほか
1)の該当者は、卒業証明書
2)の該当者は、当該科目の履修証明書または成績証明書
(注)大学院にてコンクリートに関する研究を行った者は、 その期間を実務経験年数に加算できるが、 この場合は大学院の修了証明書が必要。
c. 高等専門学校 (旧制専門学校を含む)
d. 高等学校 (旧制中学校を含む) 1) 学校教育法による工業高等学校、旧中等学校令による実業学校で土木工学または建築学に関する学科の課程を修めた卒業者 2) 前号の学科以外(注3)でコンクリート技術に関する科目を履修した卒業者 2年以上 5年以上
(注1)コンクリート技術関係業務
レディーミクストコンクリート・コンクリート製品の製造、コンクリート工事ならびにコンクリートの試験・研究等に関する業務をいう。
(注2)コンクリート技士合格者
平成14年度以前に「コンクリート技士」に合格し、その後2年以上の実務経験を有する者。
(注3)コンクリート技術を履修する学科の例
交通土木、海洋土木、海洋建築、水工土木、農業土木、建設工学、構造工学、都市工学、応用(工業)化学、窯業等。
受験内容
  • 技士
    1. コンクリート用材料の品質、試験・管理
    2. コンクリートの配(調)合設計
    3. コンクリートの試験
    4. プラントの計画管理
    5. コンクリートの製造および品質管理
    6. コンクリートの施工
    7. その他
    8. 関係法規
  • 主任技士
    1. コンクリート用材料の品質、試験・管理
    2. コンクリートの配(調)合設計
    3. コンクリートの試験
    4. プラントの計画管理
    5. コンクリートの製造および品質管理
    6. コンクリートの施工
    7. その他
    8. 関係法規
    9. 小論文
受験日程
  • 技士・・・・11月下旬頃
  • 主任技士
    • 筆記試験・・・・11月下旬頃
    • 口述試験・・・・1月下旬頃
受験地 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇 主任技士の2次試験は東京で実施。
受験料
  • 技士・・・・8,400円
  • 主任技士
    • 筆記試験・・・・10,500円
    • 口述試験・・・・8,400円
受験申込・問合せ (社)日本コンクリート工学協会技士試験課係 03-3263-7207
合格発表日
  • 技士・・・・12月下旬頃
  • 主任技士
    • 筆記試験・・・・12月下旬頃
    • 口述試験・・・・2月下旬頃
ホームページ (社)日本コンクリート工学協会