コンクリート診断士 (民間資格)

資格内容 診断士は、その活動によって社会的な信頼を得ることになれば、多くの分野で重用され、活躍の場が広がるものと期待されます。診断士は構造体のコンクリートを対象として、その劣化の程度を診断し、維持管理の提案も行います。構造物全体としての耐力・耐震性能等の診断は、対象物が建築物、道路・鉄道橋、トンネル等多岐にわたり、設計法・解析法もそれぞれ独自のものがあるので一技術者だけで全てに対応することは困難です。したがって、診断士には、計画、調査・測定を行うために必要な構造に関する基本的な知識までが求められ、構造物としての性能の診断は、診断士が調査したデータをもとにそれぞれの分野の構造設計の専門家が行うことになります。
受験資格
受験資格 コンクリート試験
区分 資格又は学歴 課程 実務経験 講習
A コンクリート主任技士 コンクリート技士 一級建築士 技術士(建設部門) 1級(土木・建築)施工管理技士 いずれかを登録している者、ただし1級(土木・建築)施工管理技士にあっては監理技術者資格者証を有すること 1)2004年度コンクリート診断士講習会修了者は2005年度の受講は免除 2)2003年度コンクリート診断士講習会受講者は再度受講が必要 3)未受講者は受講が必須 講習会修了証は2年間有効です 免除
B 大学*1 1)土木工学・建築学の課程を修めた卒業者 2)コンクリートに関する科目を履修した卒業者 コンクリートに関して、4年以上 あり
短期大学 高等専門学校 1)土木工学・建築学の課程を修めた卒業者 2)コンクリートに関する科目を必修科目としている学科の卒業者 コンクリートに関して、6年以上
工業高等学校 1)土木工学・建築学の課程を修めた卒業者 2)コンクリートに関する科目を必修科目としている学科の卒業者 コンクリートに関して、8年以上
その他の学歴・課程 コンクリート診断・補修に関して、10年以上
受験内容
  1. コンクリートの基礎
  2. 鉄筋コンクリートの変状
  3. 劣化の機構
  4. 測定手法
  5. 劣化の予測・評価
  6. 判定基準
  7. 構造物の安全性判定調査
  8. 構造物の使用性判定調査
  9. 具体的調査方法・診断方法
  10. 補修・補強の方法
  11. 技術・規準類の変遷
受験日程 7月中旬頃
受験地 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福山、福岡、沖縄
受験料 10,500円
受験申込・問合せ (社)日本コンクリート工学協会 診断士係 03-3263-1571
合格発表日 受験申込・問合せ先まで、お問合せください。
ホームページ 社)日本コンクリート工学協会