ビオトープ管理士

資格内容 欧米の環境先進国では、すでに自然生態系との共存を地域づくりの最優先課題として位置づけ、多様な野生生物の生息場所の保護・保全、復元、創出などさまざまな取り組みを展開していることが知られています。特にドイツでは、健全な自然生態系を保全するために「ビオトープ」に着目し、個々のビオトープとその連続性を確保するビオトープネットワークの考え方に基づいた地域づくりを積極的に進めています。そして近年、ヨーロッパ連合(EU)においても、一国内のみならず、国境を越えて自然生態系を維持・確保するためのヨーロッパ エコロジカル・ネットワークが推進されようとしています。このような世界的潮流を受けて、わが国でも「環境基本法」や「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」、「自然再生推進法」や「景観法」が制定され、「生物多様性条約」が批准されるなど、自然生態系との共存を目的とした取り組みの重要性が認識されるに至っています
受験資格 ●1級
  1. 4年制大学卒業後、7年以上の実務経験を有する者
  2. 大学院(土木、造園、農業、生物関係に限る)を卒業後、5年以上の実務経験を有する者
  3. 短期大学・専門学校・高等専門学校卒業後、9年以上の実務経験を有する者
  4. 高等学校卒業後、11年以上の実務経験を有する者
  5. 中学校卒業後、14年以上の実務経験を有する者
  6. 技術士(建設、農業、林業、水産、環境の5部門に限る)の資格を取得後、4年以上の実務経験を有する者
  7. ビオトープ管理士2級取得後、7年以上の実務経験を有する者
  8. 1級土木施工管理技士・1級造園施工管理技士資格所有者で、実務経験4年以上の者。
  9. 2級土木施工管理技士及・2級造園施工管理技士資格所有者で実務経験7年以上の者。
  10. 実務経験14年以上の者。
●2級・・・・制限なし
受験内容 ※ビオトープ計画管理士、ビオトープ施工管理士の2つの部門があります。

●1級(ビオトープ計画管理士・ビオトープ施工管理士)

◇共通科目

  1. ビオトープ論
  2. 生態学
  3. 生態系保護論
  4. 環境関連法

◇専門科目

  1. 土地利用計画(ビオトープ計画管理士)
  2. 土木・造園(ビオトープ施工管理士)

◇小論文・・・・ビオトープ管理士としての意志や信念

◇口述試験・・・・ビオトープ管理士としての適正

●1級(ビオトープ計画管理士・ビオトープ施工管理士)

◇共通科目

  1. ビオトープ論
  2. 生態学
  3. 生態系保護論
  4. 環境関連法

◇専門科目

  1. 土地利用計画(部門により出題内容が異なります。)
  2. 土木・造園(部門により出題内容が異なります。)
受験日程 9月下旬頃
受験地 札幌、仙台、秋田、郡山、東京、新潟、金沢、長野、浜松、名古屋、大阪、徳島、広島、福岡、鹿児島
受験料
  • 1級・・・・13,000円
  • 2級・・・・9,000円
受験申込・問合せ (財)日本生態系協会 03-5954-7106 (電話はお掛け間違えない様お願致します。)
合格発表日
  • 1級(筆記)・・・・11月中旬頃
  • 1級(口述)・・・・12月下旬頃
  • 2級・・・・12月下旬頃
ホームページ (財)日本生態系協会