地質調査技士

資格内容 社団法人全国地質調査業協会連合会(以下「全地連」という。)では昭和41年、ボーリング等地質調査の現場作業に従事する技術者を対象に「地質調査技士資格検定試験制度」を発足させ、これまでに約18,500名(登録継続中の資格者は約12,800名)の資格者を輩出してきました。この資格試験制度は、現場で取得する地盤情報がその後の地盤に関する解析・判定業務の基礎情報となるものであり、この段階での技術的信頼が地質調査業務の根幹をなすものであるとの認識から、現場技術者の技術の維持・向上、人格の陶冶を目的に実施されてきたものです。
受験資格 ●現場調査部門
  1. ボーリング実務経験、5年(通算)以上の者。
  2. 協会指定の指定学科卒業の者は、2年以上の実務経験者
●現場技術・管理部門
  1. 大学又は工業高等専門学校の土木工学科、建築学科、地質学科等地質調査に関連する学科を卒業し、実務経験3年以上の者
  2. 大学又は工業高等専門学校の前項に掲げる学科以外の理工系学科を卒業し、実務経験5年以上の者
  3. 実務経験8年以上の者
●土壌・地下水汚染部門
  1. 大学又は工業高等専門学校の土木工学科、建築学科、地質学科等地質調査に関連する学科及び化学(工学)等環境に関連する学科を卒業し、実務経験3年以上の者
  2. 大学又は工業高等専門学校の前項に掲げる学科以外の理工系学科を卒業しし、実務経験5年以上の者
  3. 実務経験8年以上の者
受験内容 ●現場調査部門 ※土質コース、岩盤コースがあり事前に選択します。
  • 学科試験
    1. 基礎知識・・・・地学、土木建築、測量等
    2. 現場技術・・・・ボーリング機器、運搬、仮説、サンプリング等
    3. 調査技術知識・・・・土・岩の性質、土質・岩石試験等
    4. 管理技法・・・・安全管理、工程管理、法規、渉外、積算
  • 記述式問題
  • 口述試験・・・・範囲は学科と同じ
●現場技術・管理部門
  • 学科試験
    1. 社会一般、建設行政等
    2. 地質、土木・建築
    3. 現場技術
    4. 調査技術の理解度
    5. 解析手法、設計・施工への適用
    6. 管理技法
    7. 入札・契約、仕様書等の知識
  • 記述式問題
    1. 現場技術に関わる問題
    2. 地質調査技術に関わる問題
    3. 建設一般に関わる問題
●土壌・地下水汚染部門
  • 学科試験
    1. 社会一般、建設行政等
    2. 地質、土木・建築
    3. 現場技術
    4. 科学知識・分析 など
  • 記述式問題
    1. 現場技術に関わる問題
    2. 土壌・地下水汚染調査・修復技術に関わる問題
受験日程 7月上旬頃
受験地 札幌、仙台、金沢、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇
受験料 12,600円
受験申込・問合せ (社)全国地質調査業協会連合会地質調査技士資格検定委員会 TEL 03-3818-7411
合格発表日 9月中旬頃
ホームページ (社)全国地質調査業協会連合会